ロックバンド[Alexandros]の書き下ろし楽曲「Boy Fearless」を使用した予告映像が解禁となりました。年間約200本もの映画を鑑賞するほど映画好きで有名な[Alexandros]の川上洋平は、かねてより黒沢清監督の大ファン。インスパイアソングのオファーを受けて今回のコラボレーションの依頼を即決。不気味なギターリフと焦燥感を煽るような重低音で構成された楽曲「Boy Fearless」を作り上げました。
この楽曲を聞いた黒沢監督は、「 [Alexandros]の曲を聞き、凄いスピードで物事が次々と進行する快感と不安とを同時に感じました。もっと先が知りたい、でも知るのが恐い… それはまさに私がこの映画で観客に味わって欲しかった感情そのものです。見事という他ありません。映像だけではどうしても曖昧になってしまう表現を、音楽は時に驚くほど正確に伝えることができるのでしょう」と大絶賛。そして「Boy Fearless」が、9月18日にリリースされる[Alexandros]の最新シングル「SINGLE 2」に収録されることも決定しました。
解禁された予告映像は、「転売ヤー」としての日常を送る主人公・吉井(菅田)の日常を活写するシーンからスタート。「どこかがおかしくないですか」「馬鹿にしやがって」と、ただ自分の利益を求め、手段を選ばない吉井が無自覚にばら撒いた“憎悪”に対する言葉たちがネット社会の闇へ吸収され、気がつけば「こいつ殺す」と、ネット社会で憎悪の標的になっていた…。「どんどん、沸き上がってる。同じような人間が。空の雲みたいに。」と、映画のタイトルを連想させるような意味深なセリフが差し込まれると舞台は一変。“見えない悪意”が暴走し、実体化した匿名集団による“狩りゲーム”へ。標的となった吉井に次々と危険が降りかかる…。吉井を演じた菅田将暉さんがかつてないほど追い込まれ、緊迫感にあふれる予告となっています。鋭い眼光を向ける窪田正孝さん、古川琴音さん、奥平大兼さん、岡山天音さん、荒川良々さんらの不穏な表情にもご注目ください。
映画『Cloud クラウド』が、現地時間8月28日から9月7日まで開催される第81回ヴェネチア国際映画祭に正式出品されることが、本日開催された同映画祭の記者会見にて発表されました。本映画祭での上映が、本作のワールドプレミア上映となります。
カンヌ、ベルリンと並び世界三大映画祭のひとつであり、もっとも歴史あるヴェネチア国際映画祭。黒沢清監督作品としては『大いなる幻影 Barren Illusion』(99)、『叫』(06)、『贖罪』(12)、『スパイの妻』(20)に続く5度目の選出となり、『スパイの妻』では銀獅子賞(監督賞)を受賞しています。記者会見では、映画祭ディレクターのアルベルト・バルベーラ氏が、本作を「記者会見では、映画祭ディレクターのアルベルト・バルベーラ氏が、本作を「ヴェネチアを過去幾度となく訪れている黒沢清監督が、今回は新作『Cloud』とともにヴェネチアに戻ってきます!ここ数年で最も多作な日本人監督の1人である黒沢監督ですが、本作では、彼を世界中の映画ファンの間で熱狂的な人気監督に押し上げた、過去の映画で探求したテーマと物語へ原点回帰しています。本作でも前半は現代的なアプローチで始まりつつ、後半はユーモアを交えたガンアクションパートが続き、とびきりクールなラストを迎えます。本映画祭のミッドナイト上映にピッタリの映画だと思います。」と紹介しました。
今回の正式出品に際して、黒沢清監督は「シンプルな娯楽映画を目指した作品がヴェネチアに選ばれたと聞き、たいへん驚いています。菅田将暉の善人とも悪人ともつかない絶妙な両義性が、この幸運を引き寄せてくれたのでしょう。」と喜び、主演の菅田将暉さんは「黒沢監督の作品で、海外の映画祭に行くことをずっと夢見ていました。感謝です。大いに楽しんでもらえることを願っています。」とコメント。
映画『Cloud クラウド』は、アウト・オブ・コンペティション部門での上映となり、同部門では、昨年23年にはウェス・アンダーソン、ハーモニー・コリン、リチャード・リンクレイターといった人気監督の最新作が上映されており、22年にはA24製作・配給の『Pearl パール』(タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演)、21年には『デューン/砂の惑星』(ドゥニ・ウィヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ主演)など、映画ファンに支持されるエンターテイメント性の高い作品を紹介している華やかな部門となります。
映画『Cloud クラウド』 本ポスタービジュアルが解禁!あわせてシーン写真6点も解禁となりました。また7月12日(金)から特典⚠転売禁止⚠クリアファイル付きムビチケカードも発売開始となります。
ムビチケカードは、海外用のポスタービジュアルと同様のデザインとなり、「WE ARE ALL UNDER A CLOUD(人は憎しみから逃れられない)」と英語コピーが記されています。特典は、緊迫した様子で何かを一心に見つめる転売ヤー・吉井の横顔の上に浮かぶように「Cloud」ロゴがデザインされ、「NOT FOR SALE」でなく「NOT FOR RESALE」と記されたその名も「⚠️転売禁止⚠️クリアファイル」となっています。
⚠️転売禁止⚠️クリアファイル付ムビチケカード(前売券) 一般 ¥1,600(税込)
7月12日(金)より全国の上映劇場(一部劇場除く)、メイジャーサイト等にて発売開始!
特典内容:クリアファイル (A5サイズ)
今回解禁された本ポスターは、「何か」に向かって銃口を向ける菅田が演じる主人公の吉井の横に、「(君も)狙われている」と狙われているのは自分だけではないと伝える意味深なビジュアルに。本作で初めてガンアクションに挑戦したという菅田将暉さん。これまで撃たれる側の演技は経験したことはありましたが、銃を撃つ演技ははじめて。かつてガンアクションを撮りまくってきた黒沢清監督による熱血指導を受けた、菅田さんの銃の扱い方にもご注目ください。
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