カテゴリー:イベント
2024.10.17
イベント

この度、第29回釜⼭国際映画祭にて、<アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞>を受賞した⿊沢清監督をお祝いすべく、主演の菅⽥将暉さんも駆けつけた受賞記念トークイベントを開催︕公開後の今だからこそ話せる裏話盛りだくさんのトークを繰り広げました。

<アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞>は、その年のアジア映画産業に⼤きく貢献した⼈物を表彰するもので、過去には是枝裕和監督や⾳楽家の坂本⿓⼀⽒も受賞した賞。菅⽥さんは冒頭の挨拶で「⿊沢監督、おめでとうございます。世界中にファンの⽅がたくさんいて、今更かもしれませんけど、すごく嬉しい気持ちです」と祝福。その⼀⾔に⿊沢監督は「がんばりました」と笑顔で応えた。つづけて、釜⼭国際映画祭での思い出として、映画『新感染』シリーズや、菅⽥さんも出演したNetflixドラマ「寄⽣獣 -ザ・グレイ-」でも知られる韓国のヨン・サンホ監督との現地で交わしたやりとりについて披露。ヨン・サンホ監督は『Cloud クラウド』公開に際して本作を絶賛し、「主演の菅⽥将暉は本作で、⿊沢清監督の独創的で明確な映画の⾊を完璧に表現している。それは単に『芝居が上⼿い』ということではなく、それ以上の意味として、映画を俳優が⽀配していると⾔える」と菅⽥さんの存在感を称賛していましたが、⿊沢監督はこの「菅⽥将暉が映画を⽀配している」という表現がいたく気に⼊ったそうで、現地でヨン・サンホ監督本⼈にこの表現を「使わせてもらいたい」とお願いしたというエピソードも!⿊沢監督は「あまりに良い表現なので、それ以来、取材を受けると、そのように⾔うことにしています(笑)」「何⼈もの⼈から『脚本で最初から菅⽥将暉を当て込んで書いたのか︖『(菅⽥さんを)イメージして書いたのか︖』と聞かれたんですよね。『いやいや、最初は誰とも決めずに書いたんだ』と⾔ったけど、菅⽥さんのためにつくった映画みたいに⾒える――それは、何となく映画のテイストを菅⽥さんが全部コントロールしているような雰囲気を最初から持ってしまっているってことなのかなと」と満⾜そうに語りました。

「寄⽣獣」に出演した際のヨン・サンホ監督との思い出について聞かれた菅⽥さんは「⽇本のカルチャーに詳しいし、リスペクトがすごくあるので、当然、⿊沢監督の作品も⼤好きなのもわかる。特にホラーとかスリラー、怖い作品がタイプでそこを熱弁されていました」と述懐。さらに、怖い映画を撮る監督ながら「⼈柄はすごく柔らかくてフランク。『仕事が終わったら、すぐ帰ってお⽗さんをやってるんだ』と⾔っていました」と明かし、「僕が⼀時期、韓国のチキンム(韓国⾵の⼤根ピクルス)にハマって作ってたんですが、その話をしたら『僕も毎⽇、家で作ってるよ』と⾔ってて<おいしそうなチキンムをつくりそうな⼈だな>と思いました」とそのパーソナリティについても親しみを込めて語ってくれました。

続いてこの⽇は、Xで事前に募集した質問に⿊沢監督と菅⽥さんが回答︕ 「この映画で、もらった⼀番嬉しい感想は︖」という最初の質問に菅⽥さんは「同業ではない普通の友達から『めっちゃ⾯⽩かった』『次に会う時、話聞かせて』と。このテンションでの『⾯⽩い』という感想をもらったのは初めてかも。いわゆる『⾷らった』『泣いた』というテンションの『⾯⽩かった』ではなく『すごく良い時間だった』というテンションの『⾯⽩かった』は初めてでした」と⾝近なところからの嬉しい感想を明かし、⿊沢監督は、事前の予備知識なしで観たという観客からの感想として「僕も『びっくりした』とか『いまの⽇本映画で、こんなのありなんですね』という感想は嬉しかったですね」と答えてくれました。そして菅⽥さんは、⿊沢監督の⾔葉にうなずきつつ「“語彙⼒失ってる系”の感想も嬉しいですね。ヤバいもの体験した、なんて⾔葉にすればいいかわからないけど、なんか楽しかった、みたいな⾔葉も多かったですね」と、これまでにない映画体験ができる本作ならではの感想が多く寄せられていると報告し、笑顔を⾒せながら話してくださいました。

さらに「⼆回⽬以降の観客に向けて『ここに注⽬してほしい』というポイントは︖」という質問に⿊沢監督は「どこで、どんな⾳楽が⼊ってくるかを気にしていただくといいかもしれません。『こんなところで⼊ってくるの︖』とか、普通は⼊りそうなところで、全然⼊ってないとか、『こんな曲が流れるかな』というところで、全くそうといえない曲が流れたり、それなりに考えて、凝って⼊れています」と⾳楽による仕掛けを明かし、菅⽥さんも「僕は、引っ越した時にかかる⾳楽がすごく好きです。 『こんなオシャレなフランス映画に出られて…』という気持ちに、⼀瞬なれました笑」と本作での⾳楽が果たす役割の⼤きさについて⾔及しました。

さらに質問は「ラストシーンで菅⽥さん演じる吉井が⾒せる“表情”について<笑い顔なのか︖ 修羅(怒り)の表情なのか︖ どんな感情を表現しようとしているのか︖>」というものにも及び、 菅⽥さんはネタバレを避けるために⾔葉を選びつつも「完成作を⾒て『こんな感じなんだ︕』と驚きました」と振り返り、⿊沢監督も「とても良い質問だと思います」と笑みを浮かべ、「撮っている時のことをよく覚えてます。脚本には『何となく笑ってしまう』と書いていました。僕は現場では何も⾔わず、菅⽥さんがどんな感じで演じるのか、笑うのか︖ 笑わないのか――︖と⾒ていると『あぁ、なるほど。うまいなぁ。こう演じるのか』と納得しました。表情は笑っていないようにみえるのですが、声で『フッ』という笑い声を⼀瞬いれたんですね。でも顔は笑ってないという絶妙なお芝居をされていて本当に感⼼しました」と菅⽥さんの表情、感情表現のさじ加減を絶賛していました。

ちなみにこのシーン、順番的には後半の様々なアクションシーンよりも以前に撮影されていたとのこと。その為菅⽥さんは「『吉井はどうなるんだろう︖』と。⼼⾝ともにボロボロになった先にスッキリするでもなく、乗り越えたわけではないけど、何か達成してしまった――不特定多数の者から、⼀線を越えて“何者”かになってしまった潔さみたいなものはイメージして演じました」とふり返っていました。

舞台挨拶の最後に菅⽥さんは、改めて⿊沢監督の受賞を祝福し「嬉しい機会に⼀緒に登壇できて光栄です」と語り、⿊沢監督は「まさにヨン・サンホ監督が⾔ったように、菅⽥将暉が⽀配する映画です。決してハッピーな映画ではないかもしれませんが、ダークな菅⽥将暉を存分に楽しんでいただければと思います」と呼びかけ、温かい拍⼿の中、舞台挨拶は幕を閉じました。

主演:菅田将暉×監督・脚本:黒沢清がおくる、“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描くサスペンス・スリラー『Cloud クラウド』は、現在絶賛公開中。ぜひ劇場でご覧ください。

≪最新の上映劇場情報はこちら≫

2024.10.07
イベント

本作で謎のアシスタント“佐野”を演じた奥平大兼さんご本人さんと一緒に、聞き手に映画感想TikTokerのしんのすけさんをお迎えして深掘りするトークイベントを10月18日(金)にTOHOシネマズ日本橋にて実施いたします!皆様のご来場をお待ちしております。

<舞台挨拶開催概要>

【日時】10月18日(金)18:30の回(上映後 イベント)
※マスコミあり

【会場】TOHOシネマズ日本橋
東京都中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 3F

【登壇者】 奥平大兼さん  聞き手:しんのすけさん(映画感想TikToker)
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

<チケットご購入について>

≪ 劇場ホームページ(Vit)≫にて販売いたします。

【PC・スマートフォン】10月11日(金)0:00~(10月10日(木)24:00~)
【劇場窓口】10月11日(金)劇場オープン時~
※シネマイレージ会員の早期購入(10月10日(木)21:00からの購入)対象です。
※予定枚数に達し次第、販売終了

【料金】通常料金
※ムビチケ&割引各種使用可能
※無料鑑賞&ポイント鑑賞不可

【購入制限】お一人様4枚まで

【その他ご鑑賞についての注意事項】
※特別興行の為、ポイント鑑賞及び招待券は、ご利用いただけません。
※全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
※いかなる場合においてもイベント中の途中入場は固くお断りいたします。
※場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
※会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
※インターネット・オークションへの出品その他の転売目的での入場券の購入及び転売はお断りします。
※営利を目的として転売された入場券及びインターネットを通じて転売された入場券は無効とし、当該入場券による御入場はお断りします。
※イベントの予定は、急遽変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※いかなる事情が生じましても、ご購入後・お引き換え後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。
※車いすでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、劇場までご連絡ください。車いすをご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数やイベント実施内容によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。

2024.10.04
イベント

現在開催中の第29回釜山国際映画祭にて、黒沢清監督が「アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞されたことを記念し、トークイベントの開催が決定いたしました!

10月15日(火)にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、主演の菅田将暉さん、黒沢清監督に登壇いただきます!また当日はお二人に、公式Xで皆さまから寄せられた質問にお答えいただきます。

<質問応募方法>
『Cloud クラウド』公式Xをフォロー
②【#映画クラウド質問】を付けて菅田将暉さん、黒沢清監督にお聞きしたいことを投稿してください!

<質問募集締め切り>
10/14(月・祝)20:00

投稿してくださった方の中から抽選で2名様に、SHIPSとのコラボTシャツをプレゼント!

詳しくは公式Xの投稿をチェックください✅

皆様のご来場、ご参加をお待ちしております。

<舞台挨拶開催概要>
【日時】2024年10月15日(火)17:30の回 ※上映前 舞台挨拶

【会場】TOHOシネマズ六本木ヒルズ
東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内

【登壇者】菅田将暉さん、黒沢清監督
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

<チケットご購入について>
チケットぴあにて販売いたします

【先行抽選プレリザーブ】
受付期間 10月8日(火)AM11:00~ 10月11日(金)AM11:00
結果発表 10月11日(金)18:00頃から順次

【一般販売】
10月12日(土)AM10:00 ~ 10月14日(月)16:00まで
※予定枚数に達し次第、販売終了

【料金】特別料金2,500円(通常席)
・プレミアボックスシート:ご鑑賞料金+1,000円
・プレミアラグジュアリーシート:ご鑑賞料金+3,000円

【購入制限】お一人様2枚まで

≪一般発売に関する注意事項≫
※チケットぴあサイト WEBのみの販売となります。
※決済方法はクレジットカード・後払い Powered by atoneのみとなります。
※毎週(火)・(水)2:30~5:30は、システムメンテナンスのためお申し込みいただけません。
※チケット料金・各種手数料は税込表示です。
※チケット購入に関するお問合わせは、http://t.pia.jp/help/ までお願いいたします。

≪残席がある場合の対応について≫
10/15(火)0:00より劇場オンラインチケットシステムにて、劇場オープン時刻より劇場窓口にて販売いたします。
※オンラインにて完売した場合、劇場窓口での販売はございません。

【その他ご鑑賞についての注意事項】
※特別興行の為、ムビチケカード他、前売鑑賞券・各種招待券は、ご使用いただけません。
※お席はお選びいただけません。
※全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
※いかなる場合においても舞台挨拶中の途中入場は固くお断りいたします。
※場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
※会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
※インターネット・オークションへの出品その他の転売目的での入場券の購入及び転売はお断りします。
※営利を目的として転売された入場券及びインターネットを通じて転売された入場券は無効とし、当該入場券による御入場はお断りします。
※イベントの予定は、急遽変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※いかなる事情が生じましても、ご購入後・お引き換え後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。
※イベント上映のチケットを、プレイガイド(チケットぴあ、ローソンチケットなど)でご購入されたシネマイレージ会員様は、劇場チケットカウンターでご鑑賞当日にシネマイレージの鑑賞履歴をご登録いただけますので、お立ち寄りください。
※車いすでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、劇場までご連絡ください。車いすをご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数やイベント実施内容によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。

2024.09.12
イベント

『Cloud クラウド』のジャパンプレミアが9月10日(火)に開催され、トロントから凱旋したばかりの黒沢監督をはじめ、菅田将暉さん、古川琴音さん、奥平大兼さん、岡山天音さん、荒川良々さん、窪田正孝さんが舞台挨拶に登壇しました!

ヴェネチア、トロントを巡ってきた黒沢監督は帰国したばかりの時差ボケの状態で登壇。さっそく、各国の映画祭での現地の観客の反応について尋ねると「みなさん、熱心に見ていただけたと思います。映画祭って結構、途中で出て行っちゃう人も多いんですが、ヴェネチアでもトロントでも、誰も出て行かなかったです。ヴェネチアではみなさん、固唾を飲んで見守るような感じで、トロントでは、決して狙っておかしいものをつくったわけではないんですが、『ここで笑うか?』と思うところで笑いが起きていました」と上々の反応だったと明かしました。

主演の菅田さんは監督の報告に「嬉しいですね」とホッとした表情を見せ「それを語っている監督が嬉しそうで嬉しいです」と笑顔を見せました。

ちなみに、本日登壇した皆さんは全員が黒沢組初参加。黒沢組の現場の様子について菅田さんは「毎日、楽しかったです」と語り、さらに「スタッフさんがみんなイキイキされている印象で、助監督さんがエキストラの方の首の振り方を直しに行ったりして、黒沢監督は『どっちでもいいんだけどなぁ…』と言いつつ、スタッフさんが真剣に頑張っている現場というのは見たことがなかったし、楽しそうでした」と雰囲気の良さを明かしました。

古川さんは「カメラワークと連動してお芝居をするシーンも多くて、キャストだけでなくスタッフさんとも息を合わせてつくっていく感じで、緊張感がありました」と撮影当時を思い出しながら語り、主要キャストの中で最年少の奥平さんは「正直、最初はバキバキに緊張していました(笑)。僕がクランクインして3日目くらいに最後のシーンの撮影があったんですけど、緊張し過ぎて、撮影が終わった後に録音部さんから『心臓バクバクだったね』と言われるくらいでした」とふり返りました。ちなみに、奥平さんはとある大事なシーンに関して「前日に、監督から『(奥平さんが演じる)佐野は、菅田さんを超えてほしい』と言われて『うわっ! ヤバいな…』と。メチャクチャ頑張ろうと思いました」と明かしましたが、黒沢監督は「そんなこと言いましたっけ…?」と忘れてしまったよう。「鮮明に覚えてますよ!」という奥平さんの言葉に会場は大爆笑!

岡山さんは「最初に台本を頂いた時から興味深いお話で、メチャクチャ笑えてきちゃいそうな、メチャメチャ怖いような…両極端のはざまを行ったり来たりする印象で、いろんな作品で見ている俳優さんたちによって、現場でそれが再現されて立ち上がっていくのを見て、本当に面白い現場だなとワクワクする日々でした」と充実した表情を見せていました。

荒川さんは「出来上がりを見たら、照明さんやカメラワーク、ひとつひとつのこだわりがすごいなと感じました。鉄砲も出てくるんですけど、本物に見えるような映し方ですごいなと思いました」と感嘆!

窪田さんも「どこかに魔物が潜んでいるような感覚が、お芝居していて常にありました」と初の黒沢組の現場を独特の言葉で表現。集団での、とあるシーンについて「ある共通認識だけで集まっている集団で、そこに結託はなくて、みんな全然まとまってないけど、まとまっている――バラバラで自由だけど、ある一個の目的を持っているだけで行動に移すという。言葉で語られないんだけど、モゾモゾするような感覚がリアルで、なかなか貴重な体験でした」と楽しそうに語ってくださいました。

黒沢監督は、素晴らしい演技を見せてくれたキャストの皆さんへの感謝を口にしつつ、「強烈に印象に残っていること」として「TVや映画では物静かな印象の窪田さんが、実はこんなに陽気で面白く、楽しい人なのかと(笑)。お芝居では、演じた役は悲惨で残酷だったりするんですけど、窪田さんがいるだけで、カットがかかった瞬間に楽しい現場になって、どの現場にも窪田さんがいてほしいなと思いました」と意外なエピソードを告白。この言葉には誰より窪田さん自身が驚いた様子で「明るかったですか? ホントですか?」と照れくさそうな表情を見せていました。

なお、本作はホラー作品の中でも心霊などではなく、人の所業が怖い――“ヒトコワ系”とされていることにちなんで、本作にまつわる“ヒトコワ”エピソードを尋ねられた菅田さんは「この映画の(関係者向けの)試写会に荒川さんが筒状のものを持っていらっしゃって、それを人に配っていたんです。僕も2つもらって、家に帰って開けてみたら、この映画にも出演されている赤堀雅秋さんのカレンダーでした(笑)。めくれども、めくれども赤堀さんが出てくるというカレンダーで、メチャクチャ怖かったです」と語り、会場は再び大爆笑。

また、映画のキャッチコピー「気がつけば標的」にちなみ「気がつけば○○」を皆さんがフリップで発表! 黒沢監督は「(気がつけば)“最年長”」と書かれたフリップを見せ「ハッと気づくと現場で一番年上になっていました。電車に乗っていても、シルバーシートが空いてて『誰か座らないのかな』と思ってハッと振り向くと、車両の中で僕が一番年長だったり…」と明かしました。

窪田さんは、先日ご自身のインスタグラムに投稿した、コリをとるための鍼治療の写真がニュースで取り上げられたことに触れつつ「(気がつけば)“スピ認定”」と語り「鍼をいっぱい打った写真を上げただけで『あいつはスピリチュアルに行ってしまった』とか『オカルトのやべぇヤツ』認定されて、気づいたら標的になっていました。SNS怖いです」と苦笑されながら、人間の怖さを実感した体験を語ってくれました。

荒川さんは「(気がつけば)“一人”」と書かれたフリップを手に「友達4人くらいでご飯に行って『もう一軒行こうか』と言っても、一人帰って、また一人減り…気づいたら『あれ? 一人?』となっていました」と明かしそれを聞いた他の皆さんも思わず笑ってしまう場面も。

岡山さんの回答は「(気がつけば)“迷子”」。ランニングが好きで地方に赴いた際も走ることがあるようで、夜中に走っているうちに「迷子になっちゃって…。走り続けたらコンビニがあって、店員さんに(道を)聞いて帰ったら、3時間くらい経っていて、足の爪が紫になっていました。めっちゃ痩せました(苦笑)。散歩に出たら迷子になってタクシーで帰ったり、ちょくちょくあります…」と苦難を明かしました。

「(気がつけば)“耳かき”」とフリップに書いた奥平さんは、耳かきが好きすぎて、気づいたら耳の掃除をしているとのこと。「やり過ぎるとダメって聞くんですけど、好きなものだからしょうがないかと…。映画やドラマを見ていて、気づいたら耳かきをしています」と意外な趣味(?)を明かしてくれました。

古川さんは「(気がつけば)“標的”」と本作のコピーそのままの回答を発表したが、古川さんを狙うのは、カワイイ愛猫!「飼っている猫にドアで待ち伏せされて、よく驚かされるんです。あとは高いところから肩に乗るのが好きみたいで、いつどこから猫が降ってくるかわからないです(笑)なので首や背中にいつも引っかき傷が…。」と愛らしいエピソードを披露。

そして、大トリの菅田さんの答えは「(気がつけば)“緊張”」。菅田さんは、本作の撮影に際して、自身も気づかないほど緊張していたそうで「クランクインの前日にピーラーでサツマイモをむいていたら、指の肉ごとバーッといっちゃって…(苦笑)。『明日、インなのにどうしよう?』と思ってたら、今度はご飯を食べていたら奥歯が割れました…。すごい噛みしめていたんでしょうね。あとは現場中に一度、ヒゲを半分剃り落してしまったり…。(撮影のためにひげの長さを調整する)アジャスターを着けて剃っていたはずが、ある日それを着け忘れて剃ってしまったんです。『俺、こんなに緊張してたんだな』と気付きました」とふり返りました。

最後に登壇陣を代表して菅田さんが、これから日本で初めて本作を鑑賞する観客の皆さんに向けて「観る前にタメになるのかならないのかよくわかりませんが(苦笑)、こうしてお会いできてよかったです。映画を楽しんでください!」と力強く呼びかけ、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じました。

現在、公式Xにて期待&感想投稿キャンペーンも実施中!

映画『Cloud クラウド』は9月27日(金)より全国ロードショーです。ぜひご期待ください。

2024.08.27
イベント

この度、映画『Cloud クラウド』とイマーシブ・エンターテイメントとのコラボが決定!本作の世界観をコンセプトに新体験の没入型ミステリーゲームが誕生しました。

今回の映画『Cloud クラウド』×「イマ-シブ」のコラボから生まれたミステリーゲームの名称は、「Cloud クラウド side I(サイド・アイ)」。映画からインスパイアされた<ある事件>を巡るアナザーストーリーが展開され、映画と同じ世界線まさに《クラウド・バース》に身を置いてゲームを体験することができます。プレイヤーが選択する行動によって異なる展開・マルチエンディングが用意されており、 参加者である“あなた”だけのストーリーを楽しむことができる点も本企画の魅力のひとつとなっています。

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<イベント情報>
▶開催期間:9/27(⾦)〜10/31(⽊)
▶開催場所:MARK IS みなとみらい (神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目5番1号みなとみらい駅(みなとみらい線)直結)
▶会場HP:https://www.mec-markis.jp/mm/
▶受付場所: 5F ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい入口付近
▶所要時間:1時間30分程度 ※進行状況により最大でも15分程度遅れる可能性がございます。
▶参加人数:1組あたり1名-4名 ※他のお客様との同席はございません。
▶持ち物:LINEを使用できるスマートフォン
▶支払い:予約システムよりクレジットカード決済
イベント特設サイト

<あらすじ>
副業で始めた転売ビジネスが軌道に乗り、本業を辞める決意を固めたあなた。
そんな折に、知人から組織的な転売の誘いを受け、”MARK IS みなとみらい”に集合する。
知人は既に仕事に取り掛かっていて姿が見えず、あなたはLINEで送られてくる指示に従って行動を開始する。
施設の警備員に話しかけられたり、突発的なアクシデントに遭遇しつつ、あなたは次々と指令をこなしていくのだが、次第に事態は予測不能な方向へと進んでいくのだった……。

<本企画の主催者「イマーシブ・ラボ」担当者コメント>
イマーシブ・エンターテイメントは、現実とフィクションの境界を越え、人々が深い感情移入やつながりを感じる場を提供します。今回、『Cloud クラウド』の世界観とリンクする体験により、映画鑑賞とイマーシブ体験の双方に付加価値が生み出され、みなさんの日常によりワクワクする体験をお届けできればと思っています。

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さらに、本企画の開催を記念して“MARK IS みなとみらい”と本作のタイアップ・キャンペーンも決定!施設内の映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」で本作を鑑賞すると、先着1000 名でオリジナルステッカーがもらえます!

「Cloud クラウド side I(サイド・アイ)」、ぜひ映画とともにお楽しみください。

映画『Cloud クラウド』はいよいよ9/27(金)より公開!

2024.08.21
イベント

劇中に登場するキャラクターたちの持つ“心の闇”を、それぞれの劇中セリフによって浮き彫りにしていく<人怖(ひとこわ)>キャラクターポスター全6種が解禁になりました!

それぞれのポスターに添えられたセリフからキャラクターたちの人物像やシーンを想像しながら楽しめるデザインとなっています。

ジャパンプレミア開催決定!

この度、メインキャストと黒沢清監督が撮影後初めて一同に揃う、豪華ジャパンプレミアの開催が9月10日に決定しました!本イベントのチケットはチケットぴあにて販売いたします。詳細はこちらからご確認ください。

<日時>
2024年9月10日(火)18:15の回 ※上映前 舞台挨拶

<会場>
TOHOシネマズ六本木ヒルズ
〒106-0032 東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内
※劇場アクセスマップはこちら

<登壇者>
菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝、黒沢清監督
※敬称略
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

<チケットご購入について>
チケットぴあにて販売いたします。詳細はこちらからご確認ください。

■先行抽選プレリザーブ
受付期間 8月29日(木)AM11:00 ~ 9月5日(木)AM11:00
結果発表 9月5日(木)18:00頃から順次

■一般販売
9月6日(金)AM10:00 ~ 9月9日(月)16:00まで
※予定枚数に達し次第、販売終了

<料金>
特別料金2,500円均一
※プレミアボックスシート ご鑑賞料金+1,000円
※プレミアラグジュアリーシート ご鑑賞料金+3,000円

<購入制限>
お一人様2枚まで

<一般発売に関する注意事項>
※チケットぴあサイトWEBのみの販売となります。
※決済方法はクレジットカード・後払い Powered by atoneのみとなります。
※お席はお選びいただけません。
※毎週(火)・(水)2:30~5:30は、システムメンテナンスのためお申し込みいただけません。
※チケット料金・各種手数料は税込表示です。
※チケット購入に関するお問合わせは、http://t.pia.jp/help/ までお願いいたします。

<残席がある場合の対応について>
9/10(火)0:00より劇場オンラインチケットシステムにて、劇場オープン時刻より劇場窓口にて販売いたします。
※オンラインにて完売した場合、劇場窓口での販売はございません。

<その他ご鑑賞についての注意事項>
※特別興行の為、ムビチケカード他、前売鑑賞券・各種招待券は、ご使用いただけません。
※お席はお選びいただけません。
※全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
※いかなる場合においても舞台挨拶中の途中入場は固くお断りいたします。
※場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
※会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
※インターネット・オークションへの出品その他の転売目的での入場券の購入及び転売はお断りします。
※営利を目的として転売された入場券及びインターネットを通じて転売された入場券は無効とし、当該入場券による御入場はお断りします。
※イベントの予定は、急遽変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※いかなる事情が生じましても、ご購入後・お引き換え後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。
※イベント上映のチケットを、プレイガイド(チケットぴあ、ローソンチケットなど)でご購入されたシネマイレージ会員様は、劇場チケットカウンターでご鑑賞当日にシネマイレージの鑑賞履歴をご登録いただけますので、お立ち寄りください。(TOHOシネマズのみ)
※車いすをご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。

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